10歳以上のシニア猫で「元気すぎる」「食欲旺盛なのに痩せる」は、甲状腺機能亢進症のサインかもしれません。見逃しやすい「元気な病気」に注意。
代謝亢進により常にエネルギーを消費。食べても食べても足りない状態。
甲状腺ホルモン過剰で代謝が暴走し、体重が急激に減少します。
シニア猫なのに夜中に走り回る、鳴き続けるなど。「若返った」のではなく病気の可能性。
甲状腺ホルモンが心臓を刺激。進行すると肥大型心筋症を引き起こすことも。
消化管の運動が亢進し、嘔吐や下痢が増えます。
腎臓への負担増加と代謝亢進により飲水量・尿量が増加。
甲状腺機能亢進症は、甲状腺ホルモンが過剰に分泌される内分泌疾患です。10歳以上のシニア猫で最も多い内分泌疾患であり、甲状腺の良性腫瘍(腺腫)が原因のことがほとんどです。
厄介なのは、初期症状が「元気になった」ように見えること。食欲旺盛で活発になるため、飼い主が「年齢の割に元気」と喜んでいるうちに病気が進行するケースが多いです。
治療には内服薬(メチマゾール)、食事療法(ヨウ素制限食)、手術、放射性ヨウ素治療があります。内服薬が最も一般的で、月2,000〜5,000円程度で管理できます。
CatsMeのAI健康チェック+飼育ログで、体重変化と行動パターンを継続記録。「食べてるのに痩せてる」「夜の活動量が増えた」——AIがシニア猫の微妙な変化をキャッチします。
無料で始める内服薬で症状をコントロールできます。根治を目指すなら手術や放射性ヨウ素治療がありますが、多くの場合は投薬での管理が選択されます。早期発見・早期治療で良好な予後が期待できます。
血液検査(甲状腺ホルモン測定)が3,000〜8,000円、内服薬が月2,000〜5,000円程度。定期的な血液検査モニタリングも必要です。
甲状腺機能亢進症は腎血流を増やすため、隠れた腎臓病をマスクすることがあります。甲状腺の治療を始めたら腎臓の数値が悪化するケースもあるため、両方を同時にモニタリングすることが重要です。