15歳以上の猫の約30%がかかる慢性腎臓病。初期は症状が出にくく、気づいた時にはかなり進行していることも。日々の小さな変化を見逃さないことが大切です。
腎機能が低下すると、体が水分を保持できなくなり、多飲多尿になります。
薄い尿が大量に出るのは腎臓病の典型的な初期サイン。トイレの回数に注目。
食欲が落ちていないのに体重が減る場合、腎臓の問題が隠れている可能性があります。
老廃物が体に溜まることで、だるさや倦怠感が出ます。「歳のせい」と見逃しがち。
尿毒症による吐き気。食後だけでなく空腹時にも吐くようになったら要注意。
アンモニア臭のような口臭は、腎臓が老廃物を十分に排出できていないサインです。
慢性腎臓病(CKD)は、猫の死因トップ3に入る深刻な病気です。腎臓の機能が徐々に低下し、体内の老廃物を十分にろ過できなくなります。
特に7歳以上のシニア猫に多く、15歳以上では約30%が罹患しているとされます。初期段階では目立った症状が出にくいため「サイレントキラー」とも呼ばれます。
腎臓の機能は一度失われると回復しないため、早期発見・早期対応が猫の寿命と生活の質を大きく左右します。
血液検査では異常が出にくい段階。尿の濃縮能力がわずかに低下。この段階での発見が最も重要。
多飲多尿が見られ始める。体重減少や食欲低下などの微妙な変化。血液検査で軽度の異常。
明らかな症状が出現。嘔吐、脱水、貧血など。積極的な治療と食事管理が必要。
尿毒症の症状。QOL維持が主な治療目標に。輸液や投薬による対症療法。
CatsMeのAI健康チェックは、猫の写真から体調の変化を分析。「なんとなく元気がない」「痩せてきた気がする」——そんな微妙な変化も、AIが客観的に評価します。腎臓病の早期発見の第一歩に。
無料で始める慢性腎臓病は完治しませんが、早期発見と適切な管理で進行を大幅に遅らせることができます。食事療法、輸液、投薬などで猫のQOL(生活の質)を維持しながら長く一緒に過ごすことが可能です。
血液検査(BUN/クレアチニン/SDMA)と尿検査で5,000〜15,000円程度が目安です。定期的な検査で早期発見することが最も費用対効果が高い対策です。
リン・ナトリウム・タンパク質を制限した腎臓病用の療法食が推奨されます。獣医師と相談の上、猫が食べてくれるフードを選ぶことが重要です。
まれですが先天性の腎疾患や急性腎障害は若い猫にも起こります。品種的にペルシャやアビシニアンはリスクが高いとされます。